10日、第69次ラヴァ・ジャット作戦(LJ)が行われ、ルーラ元大統領の息子ルリーニャ氏の企業が捜査対象となった。10日付現地サイトが報じている。
今回の捜査は「マッパ・ダ・ミナ」と命名され、サンパウロ州、バイア州、連邦直轄区で計47件の家宅捜索令状が出された。
今回の作戦は、ルーラ元大統領の息子ルリーニャ氏の企業「ゲームコープ/ゴル」が、2004年から16年にOI/テレマール社から受け取ったとされる1320万レアル超の支払に関する捜査だ。
今回の捜査は、2016年3月、ルーラ氏がサンパウロ市コンゴーニャス空港で事情聴取を受けたことでも知られる、第24次ラヴァ・ジャット作戦で行った家宅捜査で押収された書類を基に行われたという。
連警は、今回の捜査で動いたとされる金の一部は、ルーラ氏が収賄と資金洗浄疑惑の容疑で17年1カ月10日の2審有罪判決を受けたサンパウロ州アチバイアの別荘(農場)の購入資金に使われた可能性があると見ている。
また、OI/テレマール社の支払は、2008年に承認された大統領令6654号で受けた恩恵に対する謝礼の形の贈賄と見られている。
ルリーニャ氏の企業はVivo/テレフォニカからも、2014年1月~16年1月に4千万レアルを受け取った疑いが持たれている。