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《ブラジル小売》10月は前月比0・1%増=6カ月連続増で累積伸び率は2・7%

常に買い物客でにぎわっている、ラデイラ・ポルト・ジェラルと3月25日街の交差点(参考画像・Rovena Rosa/Ag. Brasil)

 ブラジル地理統計院(IBGE)が9日に発表した10月の月次商業調査(PMC)によると、10月のブラジル国内の小売販売総額は9月と比較して0・1%の増加だった。 
 小売販売額の前月比増はこれで6カ月連続となった。この期間中の売上総額は、累積で2・7%増加した。
 また、8~10月の3カ月間の平均は0・4%増、昨年10月と比べると4・2%増、今年1~10月の累積は昨年同期比で1・6%増、12カ月間の累積は前期比で1・8%増だった。
 小売は、「燃料、潤滑油」、「スーパーマーケット、食品、飲料、タバコ」、「布地、衣類、履物」、「家具、家電」、「医薬品、医療、整形外科、香水」、「本、新聞、雑誌、文房具」、「オフィス用品、コンピューター、通信機器」、「その他の個人、家庭用品」の八つの部門別にデータが出される。
 8部門の中では、「スーパーマーケット、食品、飲料、タバコ」「本、新聞、雑誌、文房具」の2部門を除く6部門で売上が増えた。
 増加率は、「オフィス用品、コンピューター、通信機器」が5・3%、「燃料、潤滑油」が1・7%、「医薬品、医療、整形外科、香水」が1・2%、「家具、家電」が0・9%、「その他」が0・3%、「布地、衣類、履物」が0・2%だった。
 一方、「スーパーマーケット、食品、飲料、タバコ」はマイナス0・1%、「本、新聞、雑誌、文房具」はマイナス1・1%だった。
 8部門に「自動車、オートバイ、各部品」と「建設資材」も加えた拡大小売は、10月に0・8%増を記録した。「建設資材」は2・1%増、「自動車、オートバイ、各部品」は2・4%増だった。
 今年10月の拡大小売は、昨年10月比で5・6%増、 今年に入ってからの累積は昨年同期比で3・8%増 、12カ月間の累積は前期比3・8%増、移動四半期の平均は0・7%増だった。
 10月の名目小売は前月比0・5%増、前年同月比5・2%増、移動四半期の平均で0・4%増、今年に入ってからの累積は昨年比で4・7%増、12カ月間の累積は前期比5%増だった。
 10月の名目拡大小売は前月比1・1%増、前年同月比6・6%増、四半期の移動平均は0・8%増、年間累積、昨年比6・4%増、12カ月間の累積は前期比で6・4%増だった。(11日付アジェンシア・ブラジルより)