マリンガ文化体育協会(ACEMA)の会長やマリンガ市議、マリンガ地区日本語学校連合会会長も務めた安永修道さんが、24日にマリンガ市の病院で亡くなった。死因は敗血症。享年68。数年前から体調を悪くしており、18日(水)に自宅で気絶して倒れ、頭を打って病院に運ばれ入院していた。
修道さんは、1951年5月24日生まれ。サンパウロ州プロミッソン市出身の三世。移民の父・上塚周平の生前を知る安永家の長老、安永忠邦さん(98、二世)の8人兄弟の次男として生まれた。
マリンガ市に移り住み、香律代さんと結婚し一男一女をもうけた。歯科医として働く傍ら、マリンガ市日本移民百周年委員会の実行委員長を務め、マリンガ日本公園の設立に尽力。当時の徳仁皇太子殿下(現天皇陛下)をご案内するなど、同市日系社会の世話役として活躍した。
同市議を1997年~2000年に務めた。その他、日本語教育にも力を入れ、南米浄土真宗本願寺の熱心な門信徒でもあった。
修道さんの兄の和教さんは、「マリンガでは若い人からお年寄りまで、多くの人から『弟さんにはお世話になりました』と言われました」と生前の人望を伺わせる様子を語っている。
マリンガ市で通夜が行われた後、25日午前10時に生前の本人の希望で遺体がプロミッソン市に運ばれ、午後5時に埋葬された。四十九日法要は未定。
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