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サンパウロ州=サントス市のアパートで火災=充電中の携帯電話が過熱し

煙が立ち上るアパート(2日付G1サイトの記事の一部)

 サンパウロ州海岸部のサントス市で2日朝、充電中の携帯電話が過熱して火災が発生。2世帯分のアパートが焼け、建物の住民が一時退去を命じられた。
 火災が発生したのはサントス市ポンペイア区のアパートの9階で、休暇を利用して同地を訪れ、アパートを借りていた観光客らが外出する際、その中の1人が充電中の携帯電話をベッドの上に置きっ放しにしたという。
 携帯電話が通常以上に加熱したために起きたと思われる火災は、観光客らが戻ってくる前に2軒分のアパートに広がり、寝室の窓から立ち上る黒煙は近隣の建物や道路からもはっきりと見えた。
 現場には消防や軍警、救急車(SAMU)が駆けつけ、建物の住民に退避を命じた他、近隣の道路での車の通行を禁止。建物の周辺にいた車の運転手には、一方通行の道路を逆行して大通りに戻るよう指示が出た。
 消防によると、今回の火災では死傷者は出ていないというが、携帯電話を充電する際は、ベッドなど、燃え易い場所を避けて床に置く、燃え易いものを遠ざけるといった配慮が必要だ。(2、3日付G1サイトより)