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リオ市=大晦日のホテルは大盛況=カーニバルへの動きも既に

 ブラジル・ホテル業者会リオ州支部(ABIH―RJ)によると、リオ市では、年末年始にかけてのホテルの客室占有率が例年以上に高かったという。
 アウフレッド・ロペスリオ州支部長が3日に明らかにしたところによると、大晦日のイベントが開催され、290万人が繰り出したコパカバーナでは、客室占有率が100%に達した。
 また、南部のイパネマとレブロンは98%、南部のボタフォゴと中央部は97%、西部のバーラ・ダ・チジュッカも96%と、軒並み、高い占有率を記録した。
 同氏によると、ホテルを利用した観光客の数や占有率は過去最高で、同市での滞在日数も長期化しているという。同市を訪れた客船数が新記録を更新した事も、ホテルの客室占有率や観光客の滞在期間長期化に繋がった要因の一つだ。
 他方、リオ市観光会社のマルセロ・アウヴェス社長は1日、同市を訪れた観光客がさらに滞在期間を延ばす事を狙い、同市のカーニバル開始を公式に宣言するショーを12日に開催する予定だと発表した。
 12日のショーには大晦日のイベントのメイン会場だったコパカバーナの舞台が使われるため、ホテル業界では年末年始の結果をポジティヴに受け止めている。
 今年のカーニバルは2月25日で、1月にカーニバル開始を宣言するのは早すぎるのではとの声もあるが、ホテル業界では、カーニバル関連の行事を早めに組む事で、ホテルの宿泊予約が順調に進む事を期待している。
 大晦日のイベントに参加した観光客の内、170万人は国内からの観光客であるため、これらの客がカーニバルの時期もリオに来るよう、早め早めにアピールして行く算段だ。
 昨今のようにドル高レアル安の時は、国内観光が優先されるため、ロペス氏は、今年のカーニバルの観光客の8割は国内客で、外国人観光客は2割程度と見ている。同氏によると、国内からの観光客はサンパウロ州からが最も多い。カーニバルの時もこの傾向は続く見込みだ。(3日付アジェンシア・ブラジルより)