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元女子プロ野球選手の小西さん=南米2カ国で野球普及活動

元女子プロ野球選手の小西美加さん

元女子プロ野球選手の小西美加さん

 昨年に日本の女子プロ野球リーグを退団した小西美加さん(36、京都府)が、1月20日~2月5日まで野球普及活動「こにたんプロジェクト」を実施するために、ブラジル6都市とパラグアイ4都市を訪れる。

 小西さんは、女子プロ野球の創設期から活躍した、女子プロ野球の第一人者。投手野手の二刀流として話題を集め、MVPを2度受賞するなど、女子プロ野球界の「レジェンド」(生きた伝説の意)と呼ばれている。

 そんな小西さんが退団後に立ち上げたのが、「こにたんプロジェクト」だ。同プロジェクトは、野球途上国を巡り、日本女子プロ野球選手のプレーを肌で感じてもらうことを目的としている。メンバーは、元JICA青年ボランティアの廣瀬拓哉さんと、高知ファイティング球団株式会社の北古味潤副社長。

 南米滞在中は、JICAや現地の野球連盟などを通じ、各都市で野球教室や体験会を行う。また、出会った子ども達に、募金活動で集まった資金で購入したボールやグローブなどの野球道具を寄贈して回る。

 小西さんは「プロジェクトを通して、いずれ日本でプレーする南米女子選手が誕生してくれれば」との意気込みを語っている。

 問い合わせは、廣瀬さん(メールアドレス=hirosetakuya0225@gmail)まで。

 

□大耳小耳□関連コラム

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 日本の元女子プロ野球選手の小西美加さんが立ち上げた、世界中に野球を普及する活動「こにたんプロジェクト」では、第1弾としてブラジルとパラグアイを訪れる。日本の報道によれば、南米に決めた理由の一つは「憧れの小西選手とキャッチボールがしたい」という女子プロ野球選手志望の少女がブラジルにおり、彼女に会うためだとか。野球後進国のブラジルにおいて、女子野球選手は実に希少。これを機にスポットが当たり、いずれはブラジルにも女子プロ野球リーグが設立されてほしいもの。あっ、そういえば男子プロもか?