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東西南北

 18日からコロンビアで男子サッカーのU23南米選手権(東京五輪予選)が開催されており、決勝リーグに進めば、U23代表選手は2月9日まで拘束される。だが、サッカーサンパウロ州選手権は22日に開幕しており、コリンチャンスはペドリーニョとアラオス(チリ)、サンパウロはアントニーとイーゴル・ゴメス、サントスはソテルド(ベネズエラ)をしばらく欠いての戦いとなる。各チームとも五輪出場権は是非とも勝ち取って欲しいと思っているだろうが、主力選手抜きで戦って負けたら、「誰が給料払っていると思ってるんだ」とサッカー連盟(CBF)に恨み言の一つも言いたくなるのでは。

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 17日にナチス情報相ヨーゼフ・ゲッベルス氏を模倣した発言で文化局長を追われたロベルト・アルヴィム氏に対し、連邦検察庁傘下の市民人権部が20日、問題となった発言を収めた動画について、説明を行うよう求めた。これは、アレッシャンドレ・パジーリャ下議(労働者党・PT)が起こした訴えを検察庁が受け入れたものだ。また、アルヴィム氏が「国に寄与した芸術」に与えようとした賞の存在がどうなるかなど、まだ不明な点も少なくない。

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 ブラジルでは昨年、デング熱が流行し、今年も流行が懸念されている州があるが、お隣パラグアイでも大流行中。22日にはベニテス大統領もデング熱との診断を受けた。この日、公務五つをこなそうとしていた同大統領は、一つ目を終えた時点で気分が悪くなり、首都アスンシオンに戻って診察を受けたところ、流行中の4型ウイルスへの感染が確認されたという。