1月中旬締めの広範囲消費者物価指数(IPCA―15)が0・71%だったと、23日にブラジル地理統計院(IBGE)が発表した。
この数値は昨年12月のIPCA―15の1・05%よりは低いが、昨年1月の0・30%を大きく上回る。今年の結果は、1月のものとしては2016年の0・92%以来の高い数値だ。
昨年2月から今年1月までの12カ月間の累積値は4・34%で、その前の12カ月間(一昨年2月から昨年1月まで)の累積値の3・91%を上回る。
1月のIPCA―15は主に、単独で1・83%上昇した「食料、飲料」によって引っ張られた。
「食料、飲料」の中でも特に、17・71%値上がりした「食肉」の影響が大きかった。また、「外食」も平均0・99%高で、「食料、飲料」部門の物価上昇に寄与した。
「食料・飲料」以外に全体の物価を押し上げたのは「輸送」だ。中でも、「ガソリン代」の2・65%高は大きかった。
他の分野では、「衣類」が0・10%、「保健・パーソナルケア」が0・35%、「個人支出」が0・47%、「教育」が0・32%、「通信」が0・02%高くなった。
一方、「住居費」はマイナス0・14%、「家庭用品」はマイナス0・01%と、デフレだった。(23日付、アジェンシア・ブラジルより)