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《ブラジルサッカー》ガビゴルがフラメンゴと再契約=2024年12月まで5シーズン

ガビゴル(Alexandre Vidal)

 昨年ブラジル一、南米一に輝いたフラメンゴのエースストライカー、ガビゴル(23)が、フラメンゴと2024年12月までの長期契約を結んだ。

 ガビゴルの所有権は、彼が2016年に入団したイタリアのインテル・ミランが持っていた。だが、同チームで芽が出なかったため、17年にポルトガルのベンフィカにレンタル移籍されたのを皮切りに、レンタル移籍の状態が続いていた。

 ガビゴルは18年に古巣のサントスにレンタルで戻ると18得点をで全国選手権得点王を獲得。19年にはフラメンゴに移籍し、センターフォワードとして2年連続得点王となる25得点を決めた。また、全国選手権で優勝した上、リベルタドーレス杯優勝で南米一にも輝いた。

 ガビゴルのフラメンゴとの契約は19年12月で一旦切れ、インテルに保有権が戻っていたが、次のプレー先がインテルではないことは早くから噂されていた。それはイングランドのウェストハムなどがレンタルでの獲得を狙っていたと報じられていたこと、さらにフラメンゴが契約延長を求めていたためだ。

 ガビゴルは28日、自身のネット上の動画で「フラメンゴのためになら、僕は残るよ」と発言。フラメンゴと契約し直したことを明らかにした。

 今回の契約は、フラメンゴがインテル・ミランから保有権を7800万レアル(約20億円)で買い取ったもの。契約期間は2024年12月までの5シーズンで、「チームの主力」に対する誠意を見せる形となった。

 一方、同じく去就が注目されていた、ガビゴルと前線で得点を量産し21得点をマーク。全国選手権のMVPに輝いたブルーノ・エンリケ(29)も、中国やアラブ首長国連邦、メキシコから巨額のオファーがあったにも関わらず、フラメンゴとの契約を4年延長した。

 昨年マラカナンスタジアムを沸かせたフラメンゴの強力コンビは今年も健在のようだ。(28日付アジェンシア・ブラジル、同日付トルセドーレス・サイトより)