ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 連日報じている、サンパウロ大都市圏サンベルナルド・ド・カンポでの宝石商親子3人の殺害事件に関して、5日、一家の長女であるアナ・フラヴィア容疑者とその恋人のカリーナ・ラモス容疑者が、犯行への関与を認めた。二人は逮捕以降、一貫して関与を否認し続けていた。だが、二人の供述によると、彼女たちはジュリアノ・オリヴェイラ・ラモス・ジュニオル容疑者たちが、「強盗を企てるのを手伝った」のであり、その後の殺害に関しては現在もなお、否定し続けているなど、ジュリアノ容疑者の主張する「2人の了承を得て殺した」などの供述と食い違っている。残りの容疑者の逮捕や真相解明にはまだ時間を要しそうだ。

     ◎

 最近は連日、新型コロナウイルスの話題が世界中のメディアを独占しているが、ブラジル保健省は6日朝、感染が疑われ、検査結果を待っている、ブラジル国内の擬似症患者は9人で、感染確認者は引き続きゼロと発表した。これは、前日発表の11人より2人少ない。州別の内訳はミナス州1人、リオ州1人、サンパウロ州3人、サンタカタリーナ州1人、リオ・グランデ・ド・スル州3人だ。中国武漢に立ち往生しているブラジル人救出に向かった空軍機は8日にブラジルに着き、帰国者たちは全員そのまま隔離・検査される。感染が拡がらないことを祈りたい。

     ◎

 サッカーは、リベルタドーレス杯のグループリーグ前予選がはじまっている。5日夜はコリンチャンスがパラグアイのグアラニーとの一戦を敵地アスンシオンで戦ったが、0―1で敗退した。12日は、同カードの第2戦がコリンチャンスの本拠地で行われる。逆転を期待したい。