タバタ・アマラウ下議(民主労働党・PTD)らを中心とする下議26人、上議2人の計28人の議員グループが5日、最高裁にアブラアン・ウェイントラウビ教育相の罷免を求める請願書を提出したと、6日付現地各紙・サイトが報じた。
議員たちは請願書の中で、「教育相の言動は、その職責にふさわしくないもので溢れている」とし、ウェイントラウビ氏を大臣職から解く事を求めている。
アマラウ下議は、「大臣は、ネット上で市民や他の国の元首たちを絶えず冒涜しており、議会に来ても、議員たちを侮辱している」と述べた。
また、議員たちは、ウェイントラウビ教育相はラヴァジャット作戦で取り戻された公金の使い道を明らかにしなかった唯一の大臣とも批判している。
昨年の国家高等教育試験(Enem)の採点ミス問題も槍玉に挙げられた。フェリペ・リゴーニ下議(ブラジル社会党・PSB)は、「Enemの問題は未だに調査中で、何の解決も示されていない」と語った。
議員たちは、ブラジル憲法第102条「大臣が公共に害を与える違反行為を行ったとき、または、その職責を果たさなかったときは、その大臣が職に残るかどうかを司法が判定する」を、罷免要請を出した根拠にしている。
かつて、「教育相は教育行政を玩具にしている」上、「憎悪を撒き散らしている」と強く批判していたロドリゴ・マイア下院議長(DEM)は6日、「教育相のことは大統領府の問題」と語るに止めた。