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《ブラジル》大統領新党が署名集めに大苦戦=市長選には間に合わず?

 ボルソナロ大統領の新党「ブラジル同盟(APB)」の党承認が、10月の全国市長選への出馬有効期限の3月までに間に合いそうにないと、27日付現地紙が報じている。
 APBの候補者が10月の全国市長選に出馬するためには、3月中に49万2千票の署名が高等選挙裁判所によって正式に認められなければならない。だが、現時点で選挙高裁が認めた同党結党のための署名はわずか3334票に過ぎない。
 同党のルイス・フェリペ・ベルモンテ第2副党首は、「全国で100万人以上の署名を集めた」と語っている。
 だが、選挙高裁によると、同党が提出した署名は6万6千252票だという。その内、現時点で有効と見なされているものが3334票で、残った内、4万8127票が審査待ち、2693票が審査中、1万2198票が無効だったという。
 こうした状況を受け、ベルモンテ氏は、「大統領は10月の全国市長選は気にしておらず、22年の(自身の大統領選を含む)統一選に間に合えば良いと思っている」と説明する。
 さらに同氏は、「大統領は政治家の量より質を求めている。社会自由党(PSL)との間に起こったことの二の舞は避けたいと考えている」とも語っている。