今月11日、伊藤忠商事は同社ブラジル駐在員のコロナウイルス罹患確認後、聖市オフィスを閉鎖していると発表した。
罹患が確認された男性社員は2月23日から29日までの間、休暇を利用し福岡県に滞在していた。3月1日にサンパウロに戻ってからは、会社規定に従い、常時マスクで勤務し一人で食事をとっていた。
4日より頭痛と微熱の症状が現れたため、6日にサンパウロ市内病院で受診し、7日に感染が確認された。
罹患確認後の9日より同社オフィスを閉鎖。担当医・保険衛生当局の指導の下、オフィス及び住居の消毒を2日に亘り実施した。濃厚接触者の確認を行ったところ該当者はなかった。
オフィス営業再開は、各機関と確認のうえ、再開時期を決定する。
男性は現在、微熱以外の症状はなく担当医の指示に従っている。