松田潤治郎さんが2013年12月に埼玉で自費出版した「ハチドリの歌」が第22回日本自費出版文化賞特別賞を受賞した。その功績を讃えて昨年12月15日、東京千代田区のアルカディア市ヶ谷で表彰式が行われた。
松田さんは1970年から通算17年間ブラジルで生活した経験を持つJICAのOB職員。現在は横浜の海外移住資料館のボランティアなどをしている。この本は、17年ブラジルに住んだ経験をもとに書かれた、10の短編からなる童話集。ブラジルにやってきた少女が地元の少年と共に傷ついたハチドリを再び飛び立たせる物語や日系少年とアマゾンにすむ妖精の出会いなどが収録されている。
今賞の応募総数は508点。地域文化部門、個人誌部門、小説部門、エッセー部門、詩歌部門、研究・評論部門、グラフィック部門7部門に別れ選出される。
松田さんは特に応募数の多かった小説部門の中から第1次・第2次・最終選考を通過し、めでたく特別賞受賞をした。
この日本自費出版文化賞は一般社団法人日本グラフィックサービス工業会主催・NPO法人日本自費出版ネットワーク主管で自費出版の再評価と活性化を目的として年に一度開催されている。
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