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サンパウロ州も非常事態宣言=公園やポウパテンポが閉鎖

 サンパウロ州のジョアン・ドリア知事は20日、同州の非常事態宣言を行い、今日21日から正式に有効にするとした。20日付現地サイトが報じている。
 ドリア知事は20日、バンデイランテス宮で記者会見を行い、今回の宣言は州民にパニックを起こさせるためのものではなく、州や州内645の市が、この非常時において、円滑に活動を行えるようにするためのものだ、と強調した。
 同知事はサンパウロ州では23日から、州立学校などをはじめとした州のサービス(医療などの必要不可欠なものは除く)が使用中止となることを発表した。州内の公園や動物園は4月30日まで閉鎖され、サンパウロ市イビラプエラ公園内のスポーツ施設なども使用禁止となる。
 また、ポウパテンポやデトランも営業所を閉め、オンラインのみの受付となる。
 また、サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長も記者会見に同席。サンパウロ州政府は、ブタンタン研究所でコロナウイルスの感染検査キットを1日に2千点生産できるように準備中と発表。同市長は、サンパウロ市内に新型コロナ感染症患者用の集中治療室(UTI)を2千床確保することを約束した。