新型コロナウイルスの感染拡大で、ジェル状のアルコールやマスクが全国的に品不足となって中、ブラジル南東部のミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ大都市圏で、5千枚もの手術用マスクが公立病院から盗まれるという事件が起きた。
ベロ・オリゾンテ大都市圏ベチムの公立病院での盗難事件は17日に起きた。病院によると、アルコールや石鹸はこれまでも何度も盗まれているが、今回判明したのは大量のマスクの盗難だ。
強盗が侵入し、マスクを盗んでいく様子は監視カメラが捉えていた。この事件は、現在も調査中だが、コロナウイルスの感染拡大で、世間ではマスクが不足しがちな状況で起こった事件だ。
ただ、5千枚以上盗まれても、病院で必要とされている最低限の手術用マスクやその他の安全用具は、医師や看護婦たちが必要とするだけの数の在庫があったという。
病院側は、市の治安機関とも協力し、アルコールや石鹸も含めた器材確保のための対策を講じているという。また、盗難などの事件が起きても、新型コロナウイルスの感染拡大に対する努力は止まることはないとし、世界的な流行にも必ず勝利できるとの考えを明らかにした。(23日付G1サイトより)
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