安倍首相と国際オリンピック委員会のバッハ会長が24日夜に電話会談で、今年7月に開幕予定だった東京五輪を、1年程度延期する方針で一致した。
それを受けて国際サッカー連盟(FIFA)は、男子サッカーの出場規定、「23歳以下、3人までのオーバーエイジ」を例外的に「24歳以下、3人までのオーバーエイジ」に変更するかどうかの検討を行う。
この措置は、五輪が2020年に行われていれば、23歳以下で出場できたはずなのに、開催が2021年になったことで、「23歳以下」の年齢制限に引っかかってしまう選手の救済が目的だ。
ブラジルのスポーツニュースサイトは、この措置で救済される主な選手として、ルーカス・パケタ(ACミラン)と、マテウス・エンリケ(グレミオ)の名前を挙げている。この二人は五輪代表だけでなく、既にフル代表入りも果たしている。
IOCと日本政府が、東京五輪の延期を発表した数分後、FIFAは、「FIFAは、スポーツに携わる全ての人々の健康と身の安全が最も優先度が高いと常に信じており、今回の決定を支持する。なお、FIFAは関係者と協力し、この大会延期で発生し得る全ての問題に対処する」との声明文を出した。
FIFAには、五輪に関連するすべての契約事項の見直しやカレンダーの再構築に加えて、選手の五輪出場許可に関して、各クラブと話し合うという課題が残されている。(24日付グローボ・エスポルテより)