24日の政見放送で不評を買ったボルソナロ大統領が、26日に出した暫定令(MP)で、外出自粛令(クアレンテーナ)の適用外となる「国民にとっての不可欠な行動」に「教会での集会」を加え、教会での活動継続を認めた。外出自粛令には企業家やペンテコステ系の福音派教会が強く反対しており、「祈りの力でコロナウイルスに打ち勝つ」と発言したシラス・マラファイア牧師のような人もいる。だが、「大勢の人が密集しやすい典型的な場所」として、閉鎖を望む声も強い。また、同MPではロテリアの営業も認めている。最近連発されるMPへの国民の反応を見るに、また反発を招きそうだが。
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クアレンテーナに突入後、バスや電車の利用者が大幅に減っている。SPトランス社によると、サンパウロ市のバスの乗客数は70%も落ちたという。同社によると、日中の運行本数は減らさない方針だが、未明の運行本数を430本から211本に減らす意向だという。サンパウロ市地下鉄やCPTMも、乗客が65%減ったため、一部の駅で入口の数を減らしている。また、運行本数も35%減らしているという。運営側には厳しい数字だが、市民としては、運行してくれているだけでもありがたい。
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サッカーの神様、ペレの弟、ゾカが25日、入院中のサントスの病院で亡くなった。77歳だった。時節柄、死因が気になるが、コロナではなく、前立腺がんだった。ゾカも偉大な兄の後を追い、サントスFCでサッカーの選手となったが、通算でわずか15試合に出場したのみ。引退後は兄の会社の運営などを担当していた。