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ラランジャお話会=工夫満載の絵本読み聞かせ=パネル劇へ子供が夢中に

パネル劇『マトリョーシカちゃん』の様子

 絵本の読み聞かせイベント『ラランジャお話会』が3月8日、聖市の三和学院で行われた。今回で14回目の開催。同会は駐在員夫人らがボランティアで運営。絵本を元にしたパネル劇が子供らに人気だ。話の展開にあわせてヴァイオリンやピアノを生演奏するなどの工夫をこらし、参加した30人の子どもらを物語の世界に引き込んだ。

 今回のイベントでは、絵本『きょだいなきょだいな』、『はなさかじいさん』の読み聞かせ、パネルシアター『マトリョーシカちゃん』、『うれしいひなまつり』、パネル寄席『はなさかじいさん』の実演、童謡『ひなまつり』の合唱が行われた。
 来場した上田さん一家は今回で5回目の参加。息子の秦太郎くん(3)は家でも絵本を読むのが好きで、お話会の開催をいつも心待ちにしているという。感想を聞くと「はなさかじいさんの悪い方のお爺さん嫌い」と物語にしっかりと感情移入できた様子。
 また、三人の娘と参加した吉井沙緒里さんは「子ども達を飽きさせずに夢中にさせて凄い。絵本をきっかけに日本の行事や文化などを学ばせてもらっている」とイベントを運営するボランティアらに感謝した。
 ラランジャお話会は2018年に1回目を開催。メンバーの廣重希夢さんは米国や日本でも読み聞かせ活動を行った経験があり、「会を一緒に運営するメンバーには皆それぞれに得意なことがあって、それを上手に組み合わせていくと、読み聞かせの表現がどんどんと良いものになっていく。それを観た子ども達が物語に夢中になり、喜んでくれている姿を見るととてもやりがいを感じます」と語り、「会場を無償で提供してくれている三和学院や協力してくれる皆さんには本当に感謝しています」と述べた。