外出自粛令が出て自宅にいる人が多い状況を受け、サンパウロ市のジャパン・ハウス(JH、エリック・アレシャンドレ・クルッグ館長)は、Youtube、Face BookやTwitterなどのオンライン上で様々な日本文化を紹介する「#JhspOnline」企画を始動した。
この企画では「風呂敷」の様々な使用法や「折り紙:ツルの折り方」など伝統的なものから「ミカドゲーム」といった外出自粛要請中の子供に向けたゲームなど家族全体で楽しめるような幅広いジャンルを公開していく。
墨絵を教える企画もあり、講師にはミュンヘン国際推薦児童図書目録にも選出されたことがある絵本作家のルチア・ヒラツカさんが担当する。
現在発表されている主な予定は13日「ミカドゲーム」、14日「手塚治虫(ポッドキャストで公開)」、15日「墨絵」、17日「日本の藍」などがJHのソーシャルネットワーク上で公開予定になっている。
【JHオンライン】
Site: www.japanhouse.jp/saopaulo
Instagram: @japanhousesp
Twitter: twitter.com/japanhousesp
Youtube: www.youtube.com/japanhousesaopaulo
Facebook: https://www.facebook.com/JapanHouseSP
#JhspOnline
□関連コラム□大耳小耳
ジャパン・ハウスのオンライン企画で墨絵を教えるルチア・ヒラツカさんは数多くの絵本を出版し、多くの受賞歴もある有名な絵本作家。その中の「Chão de Peixes」という絵本は墨絵を用い日本画のような余白を活かした技法で描かれているもの。色数も墨の濃淡を中心にし、アクセントとしては有彩色が1色か2色入っているのみだが、色数の少なさを感じさせない。素朴さもありながら引き込まれる絵の数々は大人でも十分楽しめそう。