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出雲市=村田製作所でコロナ感染者発生=在日ブラジル人が多数勤務

 島根県出雲市にある村田製作所からコロナウイルス感染者がでたことにより、3日間工場の停止、7千人が自宅待機することが日本経済新聞4月14日付け電子版で報道された。同製作所には昨年8月時点で、少なくとも1千人規模の在日ブラジル人労働者が働いていたと報じられている。
 日経紙によると、島根県松江市の飲食店が感染源となり、集団感染が発生した。感染者の一人に出雲村田製作所に勤務する製造オペレーターがいた関係で、同製作所は4月14日~16日の3日間を工場内部の消毒のため一時停止した。
 その間、7千人の従業員を自宅待機とする措置を行った。村田製作所ホームページによると、感染者の行動記録ベースから同社内で接触が確認された従業員61人を4月14日から2週間の自宅待機措置をとっている。
 なお、感染者にブラジル人がいるかどうかは今のところ不明。

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 島根県出雲市の村田製作所工場は、ブラジル人就労者を多く雇っていることで有名。今回、従業員の感染で工場が一時休業したことは、立場の弱いデカセギ外国人には脅威かも。もちろん、すぐに再開すれば問題はない。ただし、万が一にも同製作所内でも感染拡大が確認され、長期停止することになれば大きな問題になる。ただでさえコロナ災禍の影響により外国人労働者の派遣切りがあちこちで相起きている中、健康状態の良くない外国人労働者に感染者が広がれば、一体どうなるだろうか?