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 「1カ月ぶりに外に出たよ」。岩手県人会役員の藤村光夫さんが14日朝、マスクをして編集部に古本を買いにやってきた。先週まではほとんど編集部に来る人はいなかったが、今週に入ってポツリ、ポツリと出てきた。来る人、来る人皆が「ずっとうちに居て体を動かさないから、体が動かなくなっている」と言う。もちろんウイルスは危険だが、閉じこもってばかりいて体調を崩すのも同じように危険だ。人が居ない早朝などに、家の周りを歩いて体を動かすなどした方がいいかも。

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 先日転載した大阪大学元学長で免疫学の権威、平野俊夫教授の論文には、「コロナとの戦いは短距離走ではなく、フルマラソン(42キロ走)。ペース配分を十分に考えて」とあった。外出自粛と開放を繰り返しながら、「ワクチンができるまで今のような生活が1年以上は続く」と思った方が良さそう。あらゆることに気を張った緊張生活が1年も続いたら、頭の方が変になるかも。そろそろ、1年でも続けられるような無理のない「新しい生活習慣」を作った方が良いか?!