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《ブラジル》レジーナ特別文化局長、最終的に解任=移動先も後任も不明確なまま

レジーナ(Antonio Cruz/Agencia)

 5月に「移動」という形で連邦政府の特別文化局長の座を降りることが明らかにされていた女優のレジーナ・ドゥアルテ氏が、10日付で正式に解任された。文化局長の後任は不明のまま。10日付現地サイトが報じている。
 レジーナ氏は、就任してから2カ月余りとなる5月20日、サンパウロ市にある国産映画フィルムセンター「シネマテカ・ブラジレイラ」財団への異動という名目で実質的に解任されていた。ボルソナロ大統領はその理由を、「サンパウロ市にいる子供や孫が恋しいと彼女が言っているから」と説明していた。

 だが、同財団は従業員の給与支払いが滞るなど運営難に直面しており、レジーナ氏の新役職も明確にされてなかった。当初、俳優のマリオ・フリアス氏が継ぐと噂されていた文化局長後任も正式に発表されておらず、今月5日にはレジーナ氏自身が「私はまだ局長」と発言するなど、混乱も生じていた。
 8日付連邦官報には、ジャケリーネ・シウヴァ・カンポス・マガリャンエス氏を文化局長代行とすると掲載されたが、正式な特別文化局長はまだ決まっていない。