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移民112年記念追悼法要=オンラインで開拓先没者偲ぶ

 ブラジル日本移民112年を記念して開催される、ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)、ブラジル日本都道府県人会連合会(市川利雄会長)とブラジル仏教連合会(塚本智光会長)主催の「ブラジル日本移民開拓先亡者追悼法要」が、18日(木)午前10時からオンライン上で動画公開される事が決まった。
 コロナ禍により多くのイベントが中止となっているが「日本移民の日を大切にしたい」という多くの声が上がっており「何かできないか」と山下文協副会長や市川県連会長をはじめとする関係者が会議を重ね、オンラインによる動画配信に至ったという。各団体からのメッセージを募り、動画に収められる予定。
 例年、文協、県連と仏教連合会が合同開催する法要式は、イビラプエラ公園のブラジル日本移民開拓先亡者慰霊碑と、日本文化福祉協会の大講堂で行われていた。日本移民110周年となる18年には1千人が大講堂に訪れ満員となっていた。
 仏連担当者は「先人たちに思いをはせていただくとともに、現在のコロナ禍から一日でも早く元の生活に戻れるよう、そして、更に充実した日々を迎える事が出来るよう心静かにご覧いただければ幸いです」と視聴を呼びかけている。
 【オンライン追悼法要については】https://www.bunkyo.org.br/112-anos-da-imigracao-japonesa-2020/
 【動画公開先(文協チャンネル)】
https://youtu.be/RCg-TECadUQ


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     ◎
 毎年「移民の日」にあわせ、先人への祈りをしめやかに捧げる法要式。昨年19年は平日ということもあり、150人と少な目の参加だった。今年はコロナ禍のために、人が実際に集まって開催することは出来ない。だがオンライン開催という性質上、自宅からでも視聴・参加できるので、むしろサンパウロ市から遠くに住んでいる人や時間が取れない人に対してもハードルは下がる。コロナ禍を逆手にとって、オンライン配信を更なる法要活性化への足がかりにしてほしいところ。