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三重・漫画協会=ポルトガル語「日本の歴史講座」再開=オンラインに移行、参加者増

三重県人会館で開催されていた「日本の歴史講座」の様子(写真提供=佐藤会長)

三重県人会館で開催されていた「日本の歴史講座」の様子(写真提供=佐藤会長)

 ブラジル三重県人会(杓田美代子会長)と漫画家協会(ABRADEMI、佐藤フランシスコ紀行会長)が共催する「日本の歴史講座」が、コロナ禍で開始延期になっていたがオンライン講座に移行した。毎週日曜の朝9時から10時半の間にZOOM講座を開始している。

 講座は全20回を予定。第1回目となる6月21日の講座「縄文・弥生・古墳時代」には、以前行われていた対面による生徒数55人を上回る96人が参加したという。1回ごとにイベント申し込みサイトの「Sympla」から20レアルの参加費と申し込みが必要とのこと。

 同講座ではZOOMを使用しており、対面授業と同様に歴史について学んだ後に質問の時間が設けられており、疑問点が質問できる。リアルタイムでの参加が不可能な場合は動画のリンクが送られるという。

講師として歴史を教える佐藤会長

講師として歴史を教える佐藤会長

 オンライン移行の経緯について、佐藤会長は「三重県人会館で開催していた講座は、全10回のうちの3回目を終え、江戸時代に入る直前あたりでパンデミックが起き授業延期となっていた」という。講座参加者に確認すると「オンラインでもいいので続行して」との声が多かったために移行した。

 オンライン化決定前には、延期となっていた講座の内容を収録した自作ビデオの送付や、6月11日に「寺子屋」についてオンライン講演会を行い、漫画家協会のボランティアも慣れて来たところでオンライン講座への本格移行に踏み切った。

 次回開催の6月28日(日)は「飛鳥と奈良時代」がテーマの講座となっている。授業に関する詳細は漫画家協会サイト(http://www.abrademi.com/index.php/curso-de-historia-do-japao-aula-2-asuka-e-nara/)に掲載されている。

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