農業機製造会社JACTO社(本社=サンパウロ州ポンペイア市)は5月、ブラジル日本文化福祉協会(文協)、憩の園、希望の家、こどものその、サンタクルス病院、日伯援護協会の日系6団体に噴霧器を寄付した。
寄付された噴霧器の本来の使用方法は、農場などの害虫駆除で使用されるものだが、現在は新型コロナウイルスに対する消毒液散布にも活用されているという。
JACTOグループは1931年にブラジル移住した日本人移民の西村俊治(にしむら・しゅんじ)氏により設立され、農業機械部門で高い評価を得ている。設立者の西村氏の「珈琲より人を作れ」という哲学は今も受け継がれ、日系社会に関する慈善団体の支援も積極的に行っている。