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《ブラジル》Focus=GDP6・50%減に上方修正=基本金利は年末に1・75%か

 中央銀行「Focus」は6日、2020年の見通しとして、国内総生産(GDP)を上方修正してマイナス6・50%とし、経済基本金利(Selic)を1・75%とした。
 これは中銀が毎週発表している報告「Focus」で公表されたもの。それによると、コロナ禍による経済的打撃を考慮しているとはいえ、先週発表した6・54%減から、わずかに楽観視する観測である6・50%減とした。さらに中銀は2021年の経済成長を3・50%とし、続く2022年、23年を共に2・50%ずつとした。

 さらに公式のインフレ指数を1・63%とした。4週間前の観測では、年末の消費者物価指数(IPCA)を1・53%としていたのでやや上がったこととなるが、低レベルのインフレ率のままだ。インフレが低い状態は来年も続くと見ており、3・00%ほどでアナリストたちは予想している。
 また、Selicに関しては、今年のうちにもう2段階、0・25%ポイントずつ落ちて、1・75%になると見られている。21年以降は、21年に3%、22年に5%、23年に6%と予測されている。