13日、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事(PSDB)は、15日間以上緩和レベル3(黄)だった地域に限り、高度な技術を学ぶ実技授業を制限付で再開することを発表したとエスタード紙が報じている。
州政府によると今回の措置は遠隔授業では補完できないような、実技やカリキュラムにインターシップが組み込まれているコースなどに適用される。特に医学部では、実習や教師付のインターシップが必修のため遠隔授業では補完できず障害となっていた。
併せて語学やコンピューター、芸術などの学校の授業再開が許される。現段階で適切な規制がないため「サービス業」と同じ制限対象となる。ロッシエリ・ソアレス教育局長は「ダンスや英語の学校は地方自治体や州が管轄する業種だが、特性的に教育機関として教育ガイドラインに従う必要がある」と補足する。
緩和レベル3(黄)地域の教育機関は、教室内の収容人数40%以下と6時間までに短縮した場合のみ運用可能とし、混雑を避けるように生徒の出入りを管理する必要があるとしている。