本年7月、約3年間のブラジル勤務を終え離任するにあたり、皆様にご挨拶申し上げます。
私は2017年6月、第2代目の在伯日本国防衛駐在官として着任し、日伯の防衛分野での交流を深めるよう努めて参りました。
実は防衛分野での日伯交流は長い歴史があり、1965年以降、海上自衛隊練習艦隊がブラジルに11回寄港(直近は2015年)しています。日系社会の皆様には寄港の度に隊員を大歓迎していただいており、改めて感謝申し上げます。
しかしながら、2014年の防衛駐在官派遣以前には、練習艦隊以外に目立った交流はありませんでした。 私の在任間は残念ながら練習艦隊の来伯はありませんでしたが、様々な場面で日系社会の皆様のお世話になり、また、サイトウ元空軍司令官を初めとした陸海空軍の多くの日系軍人の皆様に暖かく迎えていただき、2018年には山本防衛副大臣が訪伯するなど、お陰様で、練習艦隊以外の交流が拡大してきております。
また、本年3月にはサンパウロで実施されたアマロ南東軍司令官(陸軍大将)と日系将軍、日系社会の代表の皆様との昼食会にも参加させていただき、貴重な思い出となっております。心より御礼申し上げます。
後任の金井1佐(44歳、熊本県出身)が7月7日に着任しております。在伯日本国防衛駐在官は、今後とも日系社会の皆様との絆を大切にしながら、日伯の防衛分野での交流深化に努めて参ります。これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
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