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《ブラジル》14歳少女を誤って射殺?=女友達が発砲、父を起訴

 マット・グロッソ州都クイアバ市で7月12日、友人少女宅を訪問中だったイサベレ・ギマランエス・ラモスさん(14歳)が射殺される事件が発生した。発砲したのは同年代の少女。その父親マルセロ・チェスタリ氏(46)が、銃の不法所持等の罪で市警に起訴された。3日付け各伯字紙が報じている。
 クイアバ市第2警察署の発表によると3日に捜査は終了。その結果、自分の娘に武器の保管を依頼したことによる「未成年への武器提供」と不定期所持、自分の名義ではない銃を保持したことによる不法所持などの罪で父親が起訴されるという。
 現場で発見された銃は全部で7丁。1丁はチェスタリ氏名義のもの、陸軍へ許可申請中のものが4丁、事件当日に娘のボーイフレンドが持って来たという他人名義のものが2丁発見されている。

 10代少女は事件当時の経緯について、イサベレさんがバスルームで電話をかけようとしていたところ、保管していた銃が棚から落ち、拾った際に「誤って発砲した」と主張している。銃はボーイフレンドが持って来たもので、チェスタリ氏が2階に持って行くよう少女に指示していた。
 10時2分に救急車が出動したが、到着した10分後にはイサベレさんは出血多量により死亡していた。出動要請時には、「トイレで転んだ」と説明していたという。