ホーム | Free | 特集=ムラサン健康食品=コロナ禍でネット販売強化=1月に移転、リニューアル=感染対策重視で店内営業再開

特集=ムラサン健康食品=コロナ禍でネット販売強化=1月に移転、リニューアル=感染対策重視で店内営業再開

村山英二マーク・ひとみ夫妻

 「新型コロナの問題で本当にリベルダーデの人通りは少なくなりました。今はどこも大変ですが、耐え時です。これを乗り越えれば、怖いものはありませんね」―ムラサン健康食品の店舗責任者、村山英二・マークさん(二世、38歳)は、そう力強く語った。外出自粛の緩和中、サンパウロ市リベルダーデ区でプロポリスやアガリクス、ローヤルゼリーなどの健康食品300種類以上を販売する「ムラサン健康食品」を取材した。

 サンパウロ初のプロポリス専門店として、1998年にリベルダーデ区のミニショッピングの一角にオープンしたという同店の創業者は、村山正人・春美夫妻だ。今年22周年を迎え、1月末に同じガルボン・ブエノ街で移転したが、コロナ災禍始まり、移転祝いができなかった。
 同店はサンパウロ州政府より発令された営業自粛要請対象には該当しなかったが、来客者の感染を懸念し店内営業を一時中止していた。村山英二さんは、コロナ禍中の店の状況を、こう語る。
「弊店は今年1月に3度目の移転をしました。引っ越し当初は業務に追われて、なかなか移転祝いができませんでした。そうこうしているうちに、コロナの問題が発生し3・4月は店舗営業を一時停止、5月から7月半ばまでは店前での販売。7月末からやっと店内での営業を再開しました。店は政府の営業自粛対象ではなく店内営業を継続することもできましたが、お客様の安全を優先して、ネット販売のみで対応していました」とのこと。

 以前から力を入れていたネット販売がこのコロナ禍中に功を奏したという。「当然、店舗販売を一時停止していたので売上が落ちましたが、以前よりネット販売に力を入れていたので、なんとかギリギリ耐え忍んでいます」と語る。
 店内の感染対策についても、「以前から店では衛生面を考慮して、感染対策を行っていましたが、今回の災禍を機にさらに対策を強化しました。政府指定のマスクやアルコールでの消毒はもちろん、入店時の体温計測、防咳フィルム帽子やゴム手袋の着用も心がけています。レジ前にはアクリル板も設置して、清掃頻度も増やしました」と万全な感染対策を施した。
 日本への輸出販売については、「以前から日本へも空輸で配送していましたが、この禍中でも滞ること無く配送できています。もちろん、配送物もアルコール消毒など感染対策を抜かり無く行った上で配送しています」とのこと。
 村山さんは、「むしろこの災禍が店の改善のきっかけになった」という。
「この災禍に伴い、店のシステムを改善しました。例えば、無料配送の拠点を増やした事や、郵便局だけだった配送方法も増やし、店頭での支払いもネット決済を導入するなど、よりいい方向に改善することができました。お客様からホームページの表記についてアドバイスをいただき、改良するよう現在調整しています。今ではコロナ問題をきっかけに、より顧客目線で営業ができるようになったと前向きに考えています」と笑顔で語る。
 同店はネット商品購入時、郵便局か宅配業者の2種類から配送方法を選べる。ワッツアップや電話での注文では、郵便局、ウーバフラッシュ、ハッピ、ロギなど複数の配送業者から配達方法を選ぶことができる。
従来の無料配送地域4区であるリベルダーデ区、アクリマソン区、サウデ区、プラサ・ダ・アルボレ区に、新たにパライゾ区、パウリスタ区の2区も追加された。ただし追加2区内では地域によっては有料になる場合があるので、事前問い合わせが必要だ。
 村山さんは「ムラサン健康食品は今回のコロナ禍中の『新しい生活様式』に合わせ、お客様が安心して購入できるよう対策しています。これからも顧客思考を遵守して営業して参りますので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます」と意気込みを述べた。

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【営業時間】日曜日のみ休み。9時~17時まで営業中。
【問い合わせ先】電話=11・3207・4490/ワッツアップ=11・94398・1998
【店所在地】Rua Galvao Bueno, 352, Liberdade
【ホームページ】▼ブラジル国内向け=https://www.murasan.com.br//▼日本向け=https://www.murasankenko.com.br