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≪サンパウロ市≫児童生徒の16%抗体所持=25%が高齢者と同居

調査グラフの一部(http://www.capital.sp.gov.br/)

 9月8日からサンパウロ州内の公立・私立学校で希望があれば補修や個別指導スポーツ活動が再開可能となったが、ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市長は「現段階での児童の抗体所有率では感染拡大につながる」として認めない方針を発表した。18日付G1サイトが報じている。
 その理由として、サンパウロ市の抗体保有率調査によると4歳から14歳までの児童・生徒の16%がすでに抗体所持していることを挙げた。うち64・4%は無症状だった。

 彼らの25%以上が60歳以上と暮しているという。「つまり100万人の生徒のうち25万人が高齢者と暮しており、感染を拡大させるリスクを負っている」と同市長は説明する。
 抗体保有率の調査は8月6日から10日にかけて6千人の児童を対象に行われた。6千人の児童を3段階に分けて幼稚園児(4~6歳)、5年生までの小学生(6~10歳)、9年生までの生徒(11~14歳)の各2千人に対し血清検査による抗体検査(IgM / igG)を行ったという。