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≪サンパウロ州≫営業を8時間に緩和=実施詳細は市長に一任

 19日、サンパウロ州政府は緩和レベル3(黄)に指定されている地域に限り、ショッピングモールやレストラン、路面店などの商業施設の営業時間を6時間から8時間に延長すると発表した。緩和は21日(金)から適用される。19日付G1サイトが報じた。
 ロドリゴ・ガルシア聖州副知事によると「州が発表しているが、緩和措置の適用時期や可否決定権は市長に委ねる」と説明し、各市内の状況に応じて適用される。
 緩和されれば、6時間までに規制されていた商業施設や店舗でも、8時間まで営業可能になる。8時間以内であれば連続営業か、時間を分けての営業かを選択できる。

 この他、州政府は新たに「緩和レベル4(緑)」規定変更も発表した。レベル4はさらに規制緩和された段階で、現在まだどの市も適用されていない。新たに発表された規定では対面接客は午後10時までの制限を設定している。施設収容人数は60%までに緩和される。
 一方、州経済開発局パトリシア・エレン事務局長は州内の感染者数が依然として高止まりであることを指摘し、市に対し州の感染事例追跡プログラムへの参加を訴えている。また、営業時間緩和は企業家からの訴訟が起きていることも一因だと認めている。