サンパウロ州の1週間あたりにおけるコロナウイルス死者数が、6月以来で最少となったと、24日付現地サイトが報じている。
サンパウロ州では、8月16日から22日の1週間でのコロナウイルスによる死者が1612人だったが、これはその前週(8月9日から15日)に記録した1764人より8・6%少なくなっている。
この数字は、6月の第1週(5月31日から6月6日)に記録した1526人や6月7日から13日に記録した1523人に次ぐ、少ないものとなる。だが、6月14日以降は1600人以上が死亡する状態が続いており、過去14日間での減少率も10%にとどまっているため、感染レベルは「減少」ではなく、「安定」のままだ。
また、24日の時点でのコロナ患者による救急病棟(UTI)占有率は、州全体で55・6%、大サンパウロ市圏で53・7%となっている。23日は前者で56・2%、後者で54・3%だった。