全国工業連盟(CNI)が26日、8月の鉱工業界の企業家の信頼感指数(ICEI)を発表した。
CNIによると、8月は30部門中28部門でICEIが回復し、全部門で最低レベルの50ポイントを超えたが、昨年同月のレベルには至っていないという。
一例は製造加工業の57・5ポイントで、昨年同月の59・4ポイントには届かなかった。鉱業は前月比3・4ポイント高の57・2ポイント、建設業も前月比で7・7ポイント、最低だった5月と比べると19・2ポイント高の54ポイントに回復した。
鉱工業界で最も指数が高かったのは、非金属性の鉱物採掘業の63・3ポイントで、ゴム製品製造業の62・8ポイント、プラスチック製品製造業の61・7ポイント、医化学・医薬品製造業の61・4ポイント、製材業の60・2ポイントなどがそれに続く。
また、指数が低かったのは、機械や設備の保守や設置、部品交換部門の50・2ポイント、印刷や録音部門の50・3ポイント、製靴や靴の部品製造部門の50・4ポイント、皮革関連部門の50・7ポイントで、輸送関連の部品調達部門も50・8ポイントに止まった。
地域別のICEIは、北部の59ポイントが最も高く、南部58ポイント、北東部56・5ポイント、中西部56・4ポイントと続く。鉱工業が最も盛んな南東部は55・1ポイントで、企業家の愁眉はまだ開いていないようだ。
CNIによる調査は、8月3~13日に2328社を対象に行われた。内訳は、913社が零細~小規模、855社は中規模、560社は大規模な企業だった。(26日付アジェンシア・ブラジルより)