ボベスパ指数(IBOV)は28日(金)、FRBの政策変更に関するリスク感と、Cyrela (CYRE3)の上昇を受けて、高値で終了した。ただし、ゲデス経済相の進退を含めて、財政状況を巡る不安が残っており、まだ10万P前後で推移すると見る筋が多い。
株主である建設会社CuryのIPO(株式公開)を受けて、Cyrelaは約8%の上昇。Ibovespaは102,142.93ポイントに1.51%上昇した。セッション高値では10万2000ポイントを超えた。金融ボリュームは214.7億レアルになった。
今週、イボベスパ指数は0.45%のプラスとなったが、8月としては0.9%の下落。年間では11.8%の下落となっている。
金曜日のドル(USDBRL)は、レアルに対して3%近く急落した。世界の金融刺激策の長期維持に投資家が賭ける中で、ドルが世界的に暴落したことを受けて、国内市場ではポジションをゼロにする動きが目立ちました。
この売りでスポットドルは2.93%下落して5.4156レアルとなった。6月2日(-3.23%)以来の連日の大幅な切り下げとなった。8月13日(5.3675レアル)以来の安値となった。
今週はドルが3.41%下落した。8月でみると3.78%上昇、2020年の年初からは34.95%上昇した。