ブラジル北東部のバイア州で8月30、31の両日、体感地震が発生し、家屋への被害も起きた。
最初の地震が起きたのは8月30日の朝8時前で、約20秒間続いた。リオ・グランデ・ド・ノルテ連邦大学によると、マグニチュードは4・6で、震源地はジキリサー渓谷のムトゥイーペ市の南東6キロ。同市は、レコンカヴォ・バイアノ地区のアマルゴザ市にも近い。この地震は、ムトゥイーペ市から約100キロ離れたサルバドール市など、南部や南西部の諸市でも感じられた。
また、同日午後6時過ぎには、アマルゴザ市近郊でマグニチュード2・7の地震が起きた。この時の地震は、ムトゥイーペ市でも感じられた。
3度目の地震は8月31日未明に起き、レコンカヴォ・バイアノ地区のアマルゴザ、ブレジョンエス、エリジオ・メドラドなどの諸市で体感された。マグニチュードは3・5とされている。
アマルゴザ市市役所によると、同市では農村部を中心に、少なくとも6件の民家と教会などに被害が出ている。レコンカヴォ・バイアノ地区は地盤が不安定で、地震も頻繁に起きているが、通常はマグニチュード3以下で、8月30日朝の地震は、いつになく強かったという。
家屋への被害は、壁にひびが入ったりするもので、同地方全体では、ひびその他の被害が出た家屋は50軒との報告も出ているようだ。商店の防犯カメラには、商品棚から商品が落ちる様子なども記録されている。
バイア州では、約10日ほど前にも、レコンカヴォ・バイアノ地区カショエイラ市などで地震を体感。7月には、州南部海岸部のイリェウス市で、マグニチュード3・5の地震が観測されている。(8月30、31日付G1サイトより)