Ibovespa(IBOV)は1日(火)、8月の市場動向は弱含みに展開したが、今年は不可能化かと思われていた行政改革を連邦政府が約束したことと、緊急支援金(300レアルを年末まで)が固まったことなどを受け、2.82%増の102,167.65Pまで回復して市場を閉じた。セッションの金融ボリュームは257億BRLとなった。
米国や中国の製造活動からも良い数字が発表される中、ウォール街からもナスダック(US100)とS&P 500(SPX)などが新記録となるなどの外国からのニュースは、Ibovespaの強い上昇を後押しした。
大統領自身からの抵抗も含めた相次ぐ延期のあと、ようやく大統領本人が行政改革法案を木曜日に連邦議会に送るという決断をしたとのシグナルが出たことを、マーケットは好感した。
国外市場でドルが下降軌道をたどっている間に、そのようにブラジル国内では、連邦政府が歳出上限を厳守しながら改革を進めて、財政収支の議題解決に取り組みそうだとの見通しが生まれる展開となり、ドル(USDBRL)は対レアルで下げて9月が開始した。
スポットドルは1.75%下落して5.385レアルとなり、8月13日(5.3675レアル)以来の安値水準となった。