コリンチャンスのホームスタジアム、通称「イタケロン」が、2040年までの20年間「ネオ・キミカ・アレーナ」と呼ばれる事になった。サンパウロ市東部にあり、2014年W杯の開会式と開幕戦にも使われた。
コリンチャンスは1日に創立110周年を迎えたサッカーの名門チーム。ファンの数はブラジル最多、国内だけで3千万人といわれている。14年にサンパウロ市東部イタケーラ地区に建設されたこのスタジアムでは現在も、サッカーの試合や献血キャンペーンなど、様々なイベントが開催されている。
同スタジアムが「ネオ・キミカ・アレーナ」と呼ばれるようになる事は、8月31日夜、同スタジアムで開催された創立記念のイベントで公表された。
同スタジアムの命名権を購入した製薬会社のHypera Fharmaによると、同社は今後20年間で3億レアルを支払う意向だ。
これは、コリンチャンスが今後20年間、各シーズン毎に1500万レアルを受け取る事を意味する。コリンチャンスのアンドレ・サンチェス会長によると、この収益はスタジアム建設で生じた負債の返済にあてられる。また、受け取る金額は毎年、家賃調整などに使うインフレ指数である総合市場物価指数(IGP-M)によって調整されるという。
Hypera側は命名権獲得により、同社の主要銘柄である「ネオ・キミカ」の名前がより広く知られるようになる事を期待している。1日付の声明でも、集客力を増すため、コリンチャンスが参加するサッカーの試合以外にも、ショーその他のイベントが開催される可能性を示唆した。(1日付グローボエスポルテより)