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6月の月次決算が過去最高益=農業機器メーカー=CCM DO BRSIL社

CCM DO BRSIL社サイト《http://www.ccmdobrasil.com.br/》

CCM DO BRSIL社サイト《http://www.ccmdobrasil.com.br/》

 ブラジル日系会社や日本から進出している日系企業の多くは、工場の操業停止や仕事の自主規制、或いはテレワークなどを余儀なくされているのが現状だ。こうした状況の中で日系人経営者の中には、コロナ渦に負けず操業を停止することなく、3月以前の生産と販売を維持している会社も多い。
 この中でもパラナ州クリチバ市に本社がある農業機器メーカーのCCM DO BRASIL社(中桐廣文(なかぎり ひろふみ)社長)は、ブラジル全土に築いた1万社の販売代理店と2500社のアフターサービス店を持ち、そのシステムとネットワークを最大限生かして、創業以来48年の歴史で今年5月と6月の月次決算が過去最高の売上高と収益を更新した。
 ユーザー、代理店、そして取引先との『信用と信頼』をバックボーンに、桁違いの経営力を誇るブラジル南部を代表する優良会社になっている。同社を率いる社長の中桐は、ブラジル日系人を代表する経営者の一人として知られる。創業社長の中桐を中心に、会社のスタッフとメンバーが一丸となって社業発展に大きく貢献している。
 コロナ禍や経済不況で揺れる中で、大豆の生産高が今年米国を抜き世界一になり、とうもろこしやコーヒーなど世界に誇る農業大国ブラジルの底力を見せつけるような同社の月次決算だった。(カンノエージェンシー 菅野英明)