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《ブラジル》ミナス州=現市長の兄弟が政敵候補殺害=汚職告発動画撮影を妨害、銃殺

 ミナス・ジェライス州で24日、現市長の兄弟が、ライバル市長選候補を殺害する事件が起こった。25日付伯字紙が報じている。
 殺害されたのは同州パトロシーニオ市の市議会議長も務めたカシオ・レミス氏(民主社会党・PSDB)。11月の市長選に立候補していた。24日午後、同市の事業局の付属施設の中で殺害された。

 死の数分前、レミス氏は事業局前で動画を撮影し、同局の不正を訴えていた。そこに事業局長で、同市市長のデイロー・マーラ氏の兄弟のジョルジェ・マーラ氏が現れ、レミス氏を撮影していた人物ともみ合いになった。
 ジョルジェ氏はこの人物が撮影に使っていた携帯電話を奪い、同局の中に持ち込んだ後、軽トラックの中に逃げた。レミス氏は携帯電話を取り戻そうとマーラ氏を追ったが、口論の末、ジョルジェ氏がレミス氏に銃5発を発砲。レミス氏は即死した。ジョルジェ氏は逃走中だ。