ボルソナロ大統領は9月29日、犬や猫に対して虐待行為を行った人への実刑を2~5年に延長する法案を裁可した。9月30日付現地紙が報じている。
この法案はフレッジ・コスタ下議(パトリオッタ)の発案によるものだ。上院での承認は9月9日で、報告官はファビアーノ・コンタラート上議(REDE)が務めた。
今回の法案は、環境犯罪法の改正案だ。これまでの法律では、野生もしくは家庭で飼っている動物に対する虐待は3カ月から1年の実刑と、処分がかなり軽かった。
連邦政府の見解では、「この改正で、動物への虐待が軽いものとしては見なされなくなるだろう」という。虐待によって動物が死んだ場合は、懲罰期間が6分の1から3分の1長くなる。
法案の裁可(署名)はプラナウト宮で行われ、大臣たちと共に、犬や猫も入れられた。式にはミシェレ大統領夫人も参加しており、ボルソナロ大統領は犬を抱いて署名を行った。ミシェレ夫人はこの法案の承認を積極的に働きかけており、大統領も式典で承認の催促を受けていたことを明かした。