地理統計院(IBGE)が1日、昨年の穀物やマメ科食物、油糧種子の生産量は前年比で6・8%増の2億4330万トン、生産額は5・1%増の3610億レアルで新記録を更新したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルが報じた。
注目されるのは、昨年の収量が前年比で22・8%増の1億110万トンに達したトウモロコシだ。棉も、前年比39・1%増の690万トンで新記録を更新。サトウキビも前年より5・3%増え、生産量が回復した。
大豆は栽培面積が3・2%増えたが、パラナ州とサンパウロ州、マット・グロッソ・ド・スル州が天候に恵まれず、収量は3・1%減った。それでも、昨年の収量は史上3位だ。
栽培面積は8120万ヘクタールで、前年より3・3%増えた。特に目立つのは、トウモロコシの120万ヘクタール増と大豆の110万ヘクタール増。収穫面積は前年比3・5%増の8060万ヘクタールだった。
主要産物の大豆は生産額全体の34・8%、サトウキビは15・2%、トウモロコシは13・2%、カフェは4・9%を占めた。大豆の生産額は前年比1・8%減の1256億レアル、サトウキビは5・4%減の547億レアル、トウモロコシは26・3%増の476億レアル、カフェは22%減の176億レアルだった。カフェの収量は300万トンで、前年より15・3%減った。
地域別生産額は、前年比12・2%増の中西部が1079億レアルでけん引。筆頭はマット・グロッソ州の584億レアルだ。北東部は424億レアル(筆頭はバイア州の193億レアル、以下同)、北部は976億レアル(パラー州108億レアル)、南東部は976億レアル(サンパウロ州55億レアル)、南部は916億レアル(リオ・グランデ・ド・スル州408億レアル)だった。