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《ブラジル》最高裁=大統領の供述の審理日は長官に=連警干渉の供述問題で

セルソ判事(Fabio Rodriguez Pozzebom)

 最高裁のセルソ・デ・メロ判事は5日、ボルソナロ大統領の連邦警察干渉疑惑に対する事情聴取(供述)のやり方に関する大法廷での審理の期日を、ルイス・フクス長官の判断に委ねる判断を下した。5日付現地紙が報じている。
 これは、4月に辞任したセルジオ・モロ前法相が主張する「ボルソナロ大統領が連邦警察に干渉を行った」との訴えに対して、大統領が連邦警察に出頭して事情聴取を受けるか否かの判断を行うものだ。セルソ判事は連邦警察での供述を命じたが、国家総弁護庁が、質問に書面で答える形での供述を認めるよう訴えていた。

 これで、大法廷での審理の日程の決定権はフクス長官に託されるが、全体審理は7日に行われるのではないかと予想されている。
 セルソ判事は13日付で定年退官することになっている。
 この件に関して、セルソ判事とマルコ・アウレーリオ・メロ判事がすでに票を投じており、セルソ判事は「書面供述が認められるのは証言者と被害者のみ」として反対。アウレーリオ判事は書面提出に賛成している。