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東西南北

 ブラジルでも、トランプ大統領のコロナウイルス感染問題がニュースを独占している。しかも、ボルソナロ大統領が感染した時と違って症状がかなり重く、大統領選期間中のホワイトハウスでクラスター感染が起きたことに関して「無責任」と言われても仕方がない状況だ。トランプ氏自身も焦りがあるからなのか、高熱が出て入院隔離が必要な時期にもかかわらず、すぐに退院して公務を行おうとしている様子。感染拡大よりも前に、ハイリスク感染の本人の体が心配だとの声も。トランプ氏の存在があってこそ大統領になれたと思っているであろうボルソナロ大統領にとっても、気が気でないのでは。米大統領選は、今後も目が離せそうにない。
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 4日未明、オザスコ市内のアニャンゲーラ高速道で、5人を乗せた車が転覆し、4人が死亡する惨事が起きた。乗車していたのはいずれも17〜26歳の若者たち。唯一の生存者で、サンパウロ市北部の病院に入院している17歳の少女は、妊娠中の上、頭部骨折の重傷で、予断を許さない状況だという。事故は、オザスコ市を出て聖市に向かう出口付近のSBTテレビ局社屋の近くで起こった。調べによると、運転手がコントロールを失い、標識にぶつかった後に横転、転覆し、コンクリートの壁に激突したという。
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 週末のサッカーの全国選手権。3日は、パルメイラスが本拠地でのセアラー戦に2対1で勝ち、3位に浮上。コリンチャンスはブラガンチーノ戦を0対0で引き分けた。4日は、サンパウロが敵地での17位コリチーバ戦を1対1で痛恨の引き分け。サントスはゴイアス