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サンパウロ市=問屋街に賑わい戻る=それでも厳しい子供の日商戦

新型コロナの感染拡大に伴う外出規制が徐々に解除され、サンパウロ市での規制が5段階中の第4段階に入った10日、同市屈指の問屋街のある3月25日街の商店主達は「子供の日」の買い物に繰り出した人の波に一安心した様子を見せていたと10日付G1サイトが報じた。
規制緩和直後に迎える「子供の日」という事で、品揃えが豊富で小売業者も買い出しに来る3月25日街は、「子供へのプレゼントを」と考える人などでごった返した。
それでも昨年と比べると人出や売上は落ちる見込みだ。それは、新型コロナの感染拡大に伴う失業や減給などで所得が減少し、例年は子供の要求に応える形で買っていた玩具なども懐と相談して買う人や、感染を怖れてインターネット販売を利用する人が増えたためだ。
全国商店主連合によると、10人に7人は子供用のプレゼントを買う予定だが、子供や財布と相談し、値引き交渉までして買う例も増えている。
パンデミックで増えた生き残り戦略としてのネット販売は今後も減る事はなく、新しい方策に適応できない商店は生き残るのが難しくなるとも見ている。
人形の服を作って売っている零細個人企業家のシンチア・コスタンジ氏は、「これまではカバンに見本を詰めて家々を回り、好みのモデルを選んでもらっていたけれど、今年はそれが出来ないから、ソーシャルネットワークを使って顧客とのコンタクトを保って、商品展示と販売を続けている」という。
7カ月間失業状態にいたが、9月にやっと就職できた左官のルーカス・ソウザ・ダ・シウヴァ氏は幼い娘にままごとセットを買ってやり、「当面は出費を控えなければならないが、こんなものでも娘を喜ばせる事ができるなら」と語った。