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「中南米日系社会とともに歩む」=JICA広報誌mundi

ムンディ10月号表紙

ムンディ10月号表紙

 独立行政法人国際協力機構(JICA)が毎月発行する広報誌『mundi(ムンディ)』10月号(22ページ)が発刊された。今号は「中南米 日系社会とともに歩む」特集で、様々な角度から南米と日本の関係を、日系社会を軸に紹介している。
 北米・南米を中心に推定360万人以上いるという海外移住者や日系人。そのうちの約213万人は中南米にいるという。冒頭では日系人移住の歴史を解説すると共に、中南米諸国の日系人数を南米大陸地図上に配置し紹介している。
 同誌10頁では『移民の歴史を未来に伝える』取り組みとしてサンパウロ市のブラジル日本移民史料館や、横浜市のJICA横浜海外移住資料館を紹介。当地の移民史料館に関しては、山下ジリア玲子運営委員長が取材に応じている。
 この他、サンタクルス病院(石川レナト理事長)の和食の普及と社会全体への健康増進を進めるプロジェクトを紹介。プロジェクトが生まれるきっかけとなった伯国内の日系病院が参加する「日系病院連携協議会」を取り上げている。
 プロローグにはサッカー解説者のセルジオ越後さんが寄稿。同氏が仕事で二カ国を行き来する中で「互いの国がよりよく近づくためにはどうしたらよいか」という胸のうちを二つのアイデンティティを持つ日系人の視点で綴っている。
 広報誌はJICAホームページ上でPDFが公開されており、誰でも無料で読める。(https://www.jica.go.jp/publication/mundi/index.html)