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オガタ・ペドロさんがPJB賞=ブラジルで注目浴びる大型新人歌手=グローボ局番組でも活躍

PJB受賞トロフィーを持ち記念撮影するオガタ・ペドロさん(本人フェイスブックより)

PJB受賞トロフィーを持ち記念撮影するオガタ・ペドロさん(本人フェイスブックより)

 今年で19回目となるプレミオ・ジョーヴェン・ブラジレイラ(PJB、Prêmio Jovem Brasileiro)にオガタ・ペドロさん(15)が日系人初の受賞を果たした。同賞はブラジル国内で音楽・テレビ・映画・スポーツ・インターネット等の分野で活躍し、注目をあつめている若者に対しその功績を称えるために2002年に設立された。「何千票も投票があったんです」――8月22日に「ベストカバー賞」受賞発表を聞いた母のゲッセリーさんは誇らしさと喜びに声を弾ませた。将来楽しみな新人歌手が確実に育ってきている。

 

 PJB賞にはアニッタ、ルイザ・ソンザ、ルアン・サンタナ、カイオ・カストロ、ラリッサ・マノエラなどの有名人らも過去に受賞していることから、ペドロさんは「受賞できてとても嬉しい」と喜び、「多くの人から応援してもらった」と感謝をあらわした。
 ベストカバー賞として選ばれたカバーは昨年グローボ局の人気番組「ザ・ヴォイス・キッズ」のブラインドオーディションで披露した「Chandelier」(https://globoplay.globo.com/v/8248867/)で、審査を通過しクラウディア・レイチのチームに所属し、バトルラウンドの2日目まで出場し着実にファンを着けてきた。
 9月22日にはアリアンツ・パルケ(パルメイラス・サッカー場)で表彰式を兼ねたドライブインイベント「アリーナ・セッションズ」が開催され、1千人以上が車内から受賞者達が出演する式典を見届けた。

「ザ・ヴォイス・キッズ」に出場して「Chandelier」を披露して絶賛されたオガタさん(https://globoplay.globo.com/v/8248867/)

「ザ・ヴォイス・キッズ」に出場して「Chandelier」を披露して絶賛されたオガタさん(https://globoplay.globo.com/v/8248867/)

 通常のステージと違い車がならぶ会場で歌を披露したペドロさんは、「車に向かって歌うのは初めてで緊張した」と年相応な少年らしい一面も見せた。同日夜にはオリジナル楽曲「Rascunho」が公開され、本格的にアーティスト活動が始まった。
 ペドロさんは国連の支援により制作され、9月からブラジルで公開開始した児童向けアニメ「Hora do Blec」の登場キャラクター、ユウキの声優としても出演している。また、ミュージカル演劇界の著名なアーティストが参加する「Dreamcast」にも出演。
 日系社会でのデジタル形式のイベントにも出演しており、6月20日に文協主催により行われた「国際日系デー」や希望の家のチャリティーイベントへの出演もしている。
 オリジナル楽曲「Rascunho」はサイト(https://onerpm.lnk.to/_Rascunho)で試聴できる。