ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)が21日に、工業界の企業家を対象とした信頼感指数の予備集計の結果、10月は非常に肯定的といえる110・7ポイントを付けていると発表した。
FGVによると、この数字は、9月の信頼感指数より4ポイント高く、2011月4月に記録した111・6ポイント以来の好結果だ。信頼感指数は0~200で表され、100を超えた場合は肯定的な評価をしているとみなされる。
10月の予備調査の信頼感指数を押し上げたのは、9月比で5・9ポイント高の113・2ポイントとなった現状に対する満足度だ。
将来に対する期待度も、2・2ポイント高い108・1ポイントを付けた。
生産設備の稼働率は9月より1・7%ポイント高い79・9%で、こちらは2014年11月の80・3%以来の好結果となった。
正式な信頼感指数は28日に発表される。予備集計の段階で今回発表された事自体、コロナ禍で大幅な落ち込みを経験した工業界が回復を実感し、現状や今後を肯定的に見ている証拠と言えそうだ。(21日付アジェンシア・ブラジルより)