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文協=移民史料館が5日から再開=寄付者優先、要予約で週3日

 サンパウロ州政府が外出自粛規制緩和レベルを「5段階中の4段階目」を示す「緑」への引き上げたのに伴い、ブラジル日本文化福祉協会はブラジル日本移民史料館(山下リジア玲子運営委員長)を11月5日から、感染対策を徹底して段階的に再開することを発表した。
 コロナ禍で経営が困難になった同館への寄付「アミーゴキャンペーン」に賛同して寄付してくれた人を優先するが、一般来場者も入場できる
 石川レナト文協会長は「コロナ禍で約7カ月を経て、やっと再開しました。来館していただき移民の歴史を再確認してください」と呼びかけている。
 サンパウロ市が定めた感染対策を万全にした体制で活動再開を行う。入館の際には体温測定を行い、入口で手消毒ジェルや消毒用マットでの消毒を行う。各所にもアルコール消毒を設置し、入館者、従業員ともにマスクを義務化している。1・5メートルの人間距離確保を行い、その距離をあけるマークに沿って移動するよう設定している。
 来館者は1時間に最大25人までの定員を維持し、エレベーター使用は2人まで(同一家族の場合、4人まで)と定めている。館内の清掃頻度を上げ、施設スタッフは全員各部門ごとに必要とされる感染予防対策訓練を実施。同館施設の換気システムは空気を40分毎に100%換気を行うとのこと。
 ロッカーや館内の図書館、飲料用ウォーターサーバーなどの使用は禁止、ガイド付き見学会や講演会などは行わない模様。
 移民史料館は11月5日から当面、木曜日・金曜日・土曜日の10時30分~2時30分まで限定で開館する。4つのスケジュール(10時30分~11時30分・11時30分~12時30分・12時30分~13時30分・13時30~14時30分)で分かれており、各時間25人までの定員となっている。
 入館希望者はまず文協サイト内(https://www.bunkyo.org.br/br/home/)の予約ページから申し込む必要がある。問い合わせは同事務局(日本語対応可能、電話=11・3209・5465/メール=museu@bunkyo.org.br)まで。